うーん

オタクが嫌いなオタクが喋る

オタクをやめたい

こんにちは、はじめまして。
世間一般に言う「オタク」のことが嫌いで嫌いでどうしようもなく、吐き出す場所がほしくなってブログを開設しました。

私はオタクです。腐女子です。
中学一年生の冬から現在高校三年生の秋まで5年弱、ず〜っとオタクとして生きてきました。今は某女性向けジャンルと某若手俳優をゆるく追いかけています。

とても楽しいです。オタク友達もまあそれなりにいます。今のジャンルを好きになってからここ2年ほどは、学生故地方遠征などはできませんが、関東圏で開催される公式イベントには基本的に行くようになりました。同人イベントに行ったことはまだありません。たぶんこれからも行かないと思います。

初めて参加したイベントで、オタクに対しての嫌悪感を覚えました。

とてもわくわくしていました。初めてイベントごとに参加する。初めて同じジャンルを好きな人たちを見る。ツイッターの相互フォロワーに会えるかもしれない。一週間前から天気予報を確認して、服装を決めて、翌日には落とすのにマニキュアを塗って、当日は早起きしていつもより丁寧にメイクをして、髪を巻いて、開場30分前には到着するように家を出ました。
そうして着いた会場にいたのは、やたらと彩度の低い服を身につけた、有り体に言って「ダサい」女性たちでした。

スグリーンとアイボリーと黒の縛りでもあるの?合皮にレースのついたリュックが作中に登場でもしたっけ?髪ボサボサだけど気にならないの?いい年した大人がどうしてメイクをしないの?

ただ驚きました。だって、私はこの日のためにかわいい服を選んで、丁寧にメイクをして、綺麗に髪を巻いてきた。少しでもまともな人間に見えるようにしてきた。そもそもイベントじゃなくても自分だったらこんな格好で外になんて出られない。どうしてそんな格好で人前に出られるの?

イベント自体はとても楽しかったです。自分の周りにいるオタクの存在で我に返る瞬間が嫌でした。なんだか悲しかったです。好きなジャンルのイベントにそんな見た目で参加して恥ずかしくないの?
もちろんきちんとした格好の方もいました。それでもどうしても悪いほうが目についてしまうんです。他人の服装にとやかく言うものでもありませんが、この人たちと同じ枠に入れられるなんて絶対嫌だ。そう思いました。

それから急に自信がなくなりました。
自分も他人から見たらひどい格好なのかもしれない。だって私もオタクだから。彼女たちと同じだから。

きっと同族嫌悪です。むしろ自己嫌悪に近いかもしれません。自分はそういった「ダサいオタク」よりよっぽどまともな見た目をしていると思います。思いたいです。

でも好きなものは好きで、オタクを見たくないなんて理由で行けるイベントに舞台に行かなかったら絶対に後悔する。嫉妬で気が狂う。だからまたオタクに囲まれに行く。またオタクのことが嫌いになる。悪いところばかりが目についてくる。ダサくて気持ち悪くてTPOがなってない。忘れていたけどそもそもオタクという時点で自分も含めて気持ち悪い。

自分がオタクをやめたられたらきっとこんな思いをしなくてすむ。ただオタクを見下すだけでいいんだから。でも好き。あのキャラクターのことが、推しのことが、大好きで仕方がない。自ジャンルに私の見てない事が、知らない事があるのが嫌。推しの一挙一動何一つ見逃したくない。自分よりいい思いをする同担が許せない。

どうしたらいいんだろう。オタクのことを嫌いになるほど自分のことも嫌いになっていく。


オタクをやめたい。やめられない。